実は「同族嫌悪」かも？「同担拒否」との違いを解説

自分では【同担拒否】だと思っていたのですが、
「それって【同族嫌悪】じゃない？」と言われました！

【同担拒否】と【同族嫌悪】の違いは何ですか？

「同族嫌悪」と「同担拒否」の違い

「同担拒否」と「同族嫌悪」は、似ているようで異なる二つの感情です

それぞれの感情には特徴や背景があるので、比較表で確認してみましょう！

「同担拒否」と「同族嫌悪」の比較表

スクロールできます

	同担拒否（どうたんきょひ）	同族嫌悪（どうぞくけんお）
定義	自分と同じ対象を応援する他のファンと交流を持ちたくないという姿勢を指す。	自分と似た面を持つ人に対する嫌悪や不快感を指す。
背景	アイドルやアーティストのファンコミュニティにおいて現れる感情。	一般的な人間関係や社会的状況に広く適用される感情。
拒否の理由	解釈の違い、恋敵である同担と仲良くなりたくない、競争やマウンティングを避けるなど。	一緒にいるとイライラする、自分の嫌っている欠点部分を刺激されるなど。
対象	同じアーティストを応援する他のファン。	家族や友人、性格や趣味が似ている人、同じ出身地の人など、自分と共通点の多い人。
範囲	特定のコミュニティにおける特定の対象に焦点が当てられる。	より広範囲な人間関係や社会的状況に適用される一般的な感情。
結果	ファン同士の関係性に影響を与えることがある。	他者との交流や関係性に影響を与えることがある。

比較表で見ると、かなり違うようですね！

この二つの感情の違いは、主に対象となる範囲や背景にあります。

まず、「同担拒否」とは、オタク文化において同じ対象を応援する他のファンと交流を持ちたくないという姿勢を指します。

一方、「同族嫌悪」は、自分と似た面を持つ人に対する嫌悪や不快感を指します。
例えば、家族や友人、性格や趣味が似ている人、同じ出身地の人など、自分と共通点の多い人を指します。
この感情は、他者との類似性に基づいて発生するものであり、一緒にいるとイライラしたり、避けたくなる傾向があります。

「同担拒否」は特定のアーティストやアイドルグループに対するものであり、ファン同士の関係性に焦点が当てられます。
一方、「同族嫌悪」はより広範囲な類似性に基づいて発生し、家族や友人、あるいは一般的な社会的グループにまで適用される可能性があります。

「同担拒否」と「同族嫌悪」は混同しやすい

「同担拒否」だと思っていたのが、実は「同族嫌悪」だったということはありますか？

はい、実際にそういった状況はあり得ます！

「同担拒否」の感情はある種「同族嫌悪」に近い場合があり、二つの感情が混同されることがあります。

同担の姿が自分と重なり、自分と似た面を持つ人に対して嫌悪や不快感を感じる、一緒にいるとイライラする、自分の嫌っている欠点部分を刺激されるという場合は、その感情は「同族嫌悪」だと考えられます。

また、ある人が特定のアイドルのファンコミュニティで「同担拒否」という用語を学んだとします。
その後、その人が自分自身や周囲の人々との関係で似たような感情を抱く場面に遭遇した際に、その感情を「同担拒否」と認識する可能性があります。
しかし、実際にはその感情が「同族嫌悪」だという場合もあります。

このように、「同担拒否」と「同族嫌悪」の二つの感情が似ている故に混同される場合もあれば、先に知った用語によって感情をどちらか一方に定義してしまう場合があります。